消えていく星の流線を

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デフォで重め

アイドリッシュセブン メインストーリー第1部まとめ

 

女性向けアイドル育成リズムゲームアイドリッシュセブン』のメインストーリー第1部をまとめています。
ネタバレしかありません。ぜひアプリゲームをプレイしてからこちらをご覧になることをオススメします。

  

プレイ画像など一切ありません。ひたすら文章でまとめています。
自分の言葉でかなり要約しております。

引用部分で考察やポイントなど書いています。

 

☆記事内での呼称☆
【アイドルグループ】
IDOLiSH7アイドリッシュセブン)→i7
・TRIGGER(トリガー)→TRIGGER

 

IDOLiSH7メンバー】
・和泉一織(いずみいおり)→一織
・二階堂大和(にかいどうやまと)→大和
・和泉三月(いずみみつき)→三月
四葉環(よつばたまき)→環
・逢坂壮五(おうさかそうご)→壮五
・六弥ナギ(ろくやなぎ)→ナギ
・七瀬陸(ななせりく)→陸

 

【TRIGGERメンバー】
・八乙女楽(やおとめがく)→楽
・九条天(くじょうてん)→天
・十龍之介(つなしりゅうのすけ)→十

 

【小鳥遊事務所】
・小鳥遊紡(たかなしつむぎ)→紡
・小鳥遊音晴(たかなしおとはる)→音晴
・大神万理(おおがみばんり)→万理

 

【八乙女事務所】
・八乙女宗助(やおとめそうすけ)→八乙女、八乙女社長
・姉鷺カオル(あねさぎかおる)→姉鷺

 

 

 

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1章 IDOLiSH7、結成。

1.新入社員として小鳥遊事務所に入社した小鳥遊紡(プレイヤー)。いきなりプロダクション初の男性アイドルグループの担当を任される。事務員の大神万理は、まだ名前のない彼らを「懐石弁当(仮)」と呼ぶ。
そのグループの7人はレッスン場でバスケの3 on 3をしている。一織・三月・環 VS 壮五・ナギ・陸。一番年上の二階堂大和が審判。
紡は彼らを「応援したくなる子たち」と感じる。

 

2.バスケの試合中。環「負けんの嫌い」三月「オレだって嫌いだ」一織「私の人生に敗北の2文字はありません」陸「負けられるか!」と、みんな負けず嫌いな様子を見せる。

 

3.試合は同点で決着。試合後、陸は他のメンバーよりもひどく息が上がっている。紡は7人を「真剣で一生懸命で誰からも目が離せない」と思った。実は7人はほとんど初対面。
紡は、父親であり小鳥遊事務所社長である小鳥遊音晴に呼ばれ、7人の中から4人落とし、3人グループにするよう言われる。

 

4.7人の中から3人を選ぶオーディションをすると紡がメンバーに伝えると、それまでの和気あいあいとした空気が一変する。
陸「絶対に、絶対にステージに立たなきゃ」
一織は「マネージャーへの信頼を失った」と言う。陸が一織に「高校生だろ?大人ぶって背伸びしなくたって」と言うと、「あなたは幼稚園児みたいですね」と返される。
大和は「俺は抜ける。俺の志望動機なんてどうせ復讐みたいなもんだ」とオーディションを受けずに帰ろうとするが、他のメンバーと紡に頼まれオーディションを受ける。

 

5.紡のメンバーへの評価
一織:歌もダンスも上手い。無理がなく楽々こなしてる。高校生という若さが魅力的。
大和:感情表現が上手い。歌もダンスもお芝居みたいに引き込まれる。
三月:歌もダンスも上手いわけじゃないけど、一生懸命で勢いがある。ムードメーカーになりそう。
環:プロ級のダンス。運動神経がいい。
壮五:歌もダンスも安定してる。
ナギ:色気もあり、美形で、王子様みたいに優雅。女の子の理想のタイプ。
陸:歌がかなり上手い。デビューしていないのが不思議なほど。

 

6.紡の決断
紡は7人全員を合格にする、と音晴に伝える。紡「7人には全員魅力がある。誰とも違う個性的な魅力。7人揃った時にはそのパワーがもっと大きくなる」
音晴は最初から4人落とすつもりは無く、自分の選んだタレントと紡の目を確かめたかったのだった。音晴は「天国の母さんもきっと喜んでるよ」と言う。
そして7人と紡が徹夜で考えたグループ名は『IDOLiSH7』(アイドリッシュセブン)だった。

 

2章 IDOLiSH7、初ライブ。

1.IDOLiSH7(以下i7)はまずはライブを重ねて知名度を上げてからデビューする予定である。
今人気のアイドルグループ、TRIGGERがテレビに出ているのを見る紡と万理。紡「曲もクールでかっこいいし、3人ともオーラがある」
TRIGGERは昨年デビューしたばかりなのに毎日テレビに出ており、昨年のJIMA(Japan Idol Music Award、その年一番輝いたアイドルに贈られる)新人賞を受賞。九条天はブロードウェイ演出家からも注目されている。
紡は3000人収容の台場野外音楽堂でのi7のライブを企画。

 

2.曲(『MONSTER GENERATiON』)パート決めで陸の歌が飛び抜けて上手いと褒めるメンバー。
サイトに載せるアーティスト写真の撮影中、憂鬱そうな顔の壮五。「サイトに顔が載るとまずいのか」と大和に訊かれ、「もう引き返せない」と言う。

 

3.サイトに載せるため、好きなものをメンバーに聞く。
三月:伝説のアイドル「ゼロ」。ゼロに憧れてアイドルを目指した。子供の頃会ったことがある。
ナギ:アニメ『魔法少女まじかる☆ここな』
一織:クールでシャープな文房具(嘘)

 

4.駅でライブのフライヤーを配る紡、壮五、陸。
陸「兄がすごい奴だったから自分にスポットが当たるのに慣れてない。優しくて何でも出来て、気付くと周りの人が幸せを感じている。壮五さんはなんとなく兄に似ています」
迎えたライブ当日。会場には両手で数えられる人数しか集まらず、紡は信じられない様子。それをメンバーのせいにせず、自分の責任だと言った紡を、音晴は「自分が見つけたタレントの力を最後まで信じること。僕らの仕事で一番大事なことだ」と褒める。

 

5.ライブ本番前、会場がガラガラなことを紡が伝えると、メンバーは緊張が解けた様子。
三月が「一番おっさんだろ。あんたがオレたちのリーダー!」と言って大和がリーダーになる。

紡「初めてのステージの上で、7人は星のように、虹のように、きらきらと眩しく輝いていた」
TRIGGERがライブ会場の近くを通りかかり、i7の歌を聴く。十は「上手い」と感じる。
ライブ後、一織が紡に「自分がi7のマネージメントをする」と名乗り出る。

 

3章 歌とダンス、禁止令。

1.i7メンバー、寮に入る。
環が施設育ちであると明らかにする。
三月いわく「陸やマネージャーは一織が構い倒したくなるタイプ」
一織は紡を呼び出し、2年先までのi7の構想をプレゼンする。そしてグループのセンターを決めるよう、紡に言う。

 

2.一織、陸のことを「かわいい人だな」と発言
一織が「センター次第でグループの路線、カラーが決まるが、どんなグループにしたいか」と紡に訊く。紡は「みんなに愛され、たくさん応援してもらえる、それでいて夢や希望を与えられるグループにしたい」と思っている。そのイメージから、陸がセンターに決まった。
i7は路上ライブを重ねていく。環とナギがややダラっとした態度でライブをしている。

 

3.アイドルの自覚ミーティング
三月が環とナギに注意する。壮五は環に5分前行動をするよう言うと、環は「そーちゃん細かい。やることやってんだからいいじゃん。他のことまでガミガミ言われるのはやだ」と反発。
一織は、しばらくライブ活動は止め、TRIGGERのライブに行って刺激を受けるよう紡に提案する。

 

4.紡、「1か月後のTRIGGERのライブまで歌とダンスは禁止」とi7に言い渡す。
アイドルになった理由を訊かれた環は「テレビに出たいから」と答える。大和は「そんないいもんでもない。嘘ついて笑ってる奴ばかりだ」と言う。
三月はナギの部屋でナギと話し合う。ナギは「皆さんが初めての友達です」と言う。

 

5.アイドルになった理由を紡に訊かれた一織。「ゼロに憧れている兄さんは片っ端からオーディションを受けて落ちまくっていました。そんな時社長にスカウトされて、兄さんも一緒ならとお願いしました。履歴書や少し会っただけの凡人では見過ごしてしまいますが、兄さんには周りの人を元気にする才能があります」と言う。
一織いわく陸は「典型的な甘ったれの弟気質」紡「一織さんも?」一織「そうですよ。だからたまには甘やかして」
陸にTRIGGERをどう思うか訊かれた壮五は、「歌もダンスも実力があるし好きだよ」と返す。陸は「オレは、TRIGGERのこと好きなのか嫌いなのか、許せるのか許せないのか、わからない。壮五さんはアイドルになるって夢のために家族を捨てられますか?」と意味深な質問をする。壮五は「もう捨てたんだ」と返す。

 

4章 初めて見た、TRIGGERライブ。

1.TRIGGERのライブの日。
会場に来ない大和、環。ナギ。
雨の撮影で倒れて入院し、ライブに出られないはずの天が病院を抜け出した。
大和、環、ナギが、ぐったり座り込んでいた天を見つけ声をかける。
異常に緊張して息切れする陸。「オレを、家族を捨てていったあいつのステージを見なきゃ」
三月は陸の歌がなんとなく九条に似てる、と発言。

 

2.天は「おぶってライブ会場まで連れて行って」と環に頼む。
陸「オレ、双子の兄がいるんだ。両親がちっちゃいショークラブを経営してて、兄さんがいつもオレのためにショーの真似をしてくれた。中学に入った頃、大きな同業企業にお店を明け渡して、そいつが兄さんを100年に1人の才能だって欲しがった。兄さんはオレの手を離してついていった。そいつが、TRIGGERのセンター、九条天」

 

3.陸「オレは天にぃが何を考えてるのか、あの時何を考えてたのかわからない。天にぃと同じ場所に立って、天にぃが見てるもの、選んだものを知りたい」
一方、そんな体でステージに立つなんて無理だと言われた天は「プロである以上、どのライブも同じクオリティのものを提供する。ステージに立てば、観客席からのパワーで元気になるんだよ」と言う。

 

4.TRIGGERのライブに圧倒され、終わった後に「歌って踊りたい」と口々に言うi7メンバー。陸「天にぃの歌聴くのも、自分で歌うのも好きだ」

 

5.歌とダンス禁止令が解け、思わずライブ会場近くの道端で踊り始めるi7。TRIGGERのマネージャーである姉鷺カオルはこれを宣伝活動だとみなし、小鳥遊事務所に苦情の電話を入れる。
倒れ込む天をフォローする楽、十。天は「愛してるよ、君たちのこと」と2人に言う。

 

5章 陸の、秘密。

1.i7に新曲(『Joker Flag』)ができる。駅前での屋外ライブで発表する予定。音晴「気持ちを一つにして夢に向かって勢いづいている君たちにぴったりの曲」
一織が「私たちの曲は誰が作っているのか」と訊くと音晴は「企業秘密」だと言う。
ライブ会場付近でパフォーマンスをしたお詫びに、紡がTRIGGERが所属する八乙女事務所に行こうとすると、大和がついてきてくれる。大和「俺はこういうの得意だから。i7が泥を被る時は俺が正面で被る」

 

2.レッスン中、陸のひどい息切れに気付いた一織は陸の背中に耳を当て、音で陸が呼吸器系の病気を持っていることに気付く。陸は「みんなには言わないで」と隠すよう言う。
八乙女事務所で天に会った紡と大和。紡が「陸さんにはいつもお世話になってます」と挨拶すると、天は「陸には致命的な欠陥がある。あの子はショービジネスの世界で生きられない」と言う。

 

3.天は「陸に伝えて。甘えた覚悟でこちらに足を踏み入れないで。真剣にやってるボクたちの迷惑だから」と紡と大和に言い残す。
テレビに出たい環。「かわいいな、クラスメイトに自慢したいんだ」と壮五が言うと、「そーちゃんは悩みがなくて幸せそうだな」と返す。

 

4.一織と陸の会話。一織「あなたのボーカルはi7の最大の武器と言ってもいい。あなたさえいればi7はいつか必ず日の当たる場所に出られる。それゆえ、グループ最大の爆弾にもなりかねない」陸「わかってるけど、みんなとやりたい。みんなと一緒にi7でいたい」
駅前ライブの日、台風が直撃し土砂降り。電車が止まって足止めされた人たちが駅にはたくさんいたので、それに便乗して「電車が動くまでの暇つぶしになってやろう」とi7はライブを決行する。

 

5.電車が動くまでアンコールに応えるi7。渋谷駅前にテレビ中継が入り、ライブをするi7の様子が映される。その中継をTRIGGERも見ていた。天「台風だっていうのに、何やってるんだあの馬鹿」
陸は半ば意地になって歌い続けるが、やっと電車が動いてライブが終わった時、発作を起こして呼吸困難になってしまう。

いつも思うんだが喘息持ちの子が一番臓器冷えそうな衣装なのやめたげてほんと

 

6章 キャパ3000人、リベンジ。

1.倒れた後、陸は病院に運ばれる。
天が去って行ってしまう夢を見る陸。夢の中の天は「陸には無理だよ。陸はベッドから一生出られないでしょう?」と言う。
目覚めた陸は紡に「天にぃの真似しようとする度に、オレには無理だって叱られてたから、辞めさせられると思った」と言うと、紡は「陸さんを見て誰かを応援したい気持ちが芽生えた。陸さんはi7に絶対必要な人です」と返す。

 

2.台風の日の駅前ライブがネットで話題になり、i7の人気が上がっている。一織・陸コンビのファンサイトがある。ナギは街で声を掛けられ、環は女子高生に写真を撮られ、三月のファンはうちわを作ってくれた。壮五には週1で差出人不明の豪華な贈り物が来る。
この風に乗り、一織は大きい会場で再びライブをすることを紡に提案。台場野外音楽堂で再びライブをすることになる。前回のガラガラのライブにもメリットはあり、「大きい会場でライブをした」という実績がついた。ナギ「ステータス&グロリアス、ワタシの家では最も大事にされています」
音楽サイトのインタビューや大手企業の営業など、次々と仕事が来るi7。主にファンの口コミで魅力が広まっている。

壮五に贈り物をしているのは誰なのか?

 

3.台場野外音楽堂ライブのチケットが販売開始3分で完売。

 

4.このところスコールが多い。
ローカルテレビの音楽番組『LIVE×LIVE』から野外ライブの中継の依頼が来る。
野外ライブ当日。ライブ開始と同時に雨が降り始め、だんだん雨風が強くなる。機材に雷が落ち、壮五のソロパートの手前で音響が止まってしまうトラブルが起こる。

アニメでは『Dancing∞Beat!!』を歌っている途中で音が止まった。

 

5.紡、環にスポットを当てるよう指示を出す。音が止まっている間、環のダンスで繋ごうと考えたのだ。音響装置が復旧すると、壮五にスポットを当てソロパートから再開。すると会場は爆発的な熱狂に包まれる。i7が初めて味わった喝采と成功だった。

 

7章 環と壮五、脱退?

1.八乙女事務所の社長、八乙女宗助は、大型音楽番組『ミュージックフェスタ』に向けi7とTRIGGERの対立を煽り、TRIGGERの人気を示そうとする。八乙女「天はあの人からの預かり物だ」「人の心をコントロールするのが私たちのビジネスだ」
屋外ライブの中継の影響で、特に環・壮五の人気が爆発的に上がっている。じつにファンメールの6割がこの2人宛て。万理が思うi7の人気順は 環・壮五→陸→一織→大和・ナギ→三月。万理「三月くんは目立った武器がない」紡「三月さんが盛り上げてくれるから他のメンバーの魅力が増すのに」万理「ファンや本人たちもそれに気づいていない」

 

2.中継を見た環は「もっとでかく映らないとだめだ」と感じる。
人気急上昇の環・壮五2人メインでのテレビ(全国ネットの深夜番組)の依頼が来る。テレビに映りたいのでオファーを受けたい環、他のメンバーを裏切るようなことをしたくないので断りたい壮五。2人は掴み合いになる。

 

3.八乙女社長が環・壮五に八乙女事務所からのデビューを持ち掛け、引き抜こうとする。i7の活動を妨害するためでもあった。環が「あいつらとデビューしたい」と断ると、八乙女は「今の事務所では妹に会えないぞ」と環を揺さぶる。

 

4.八乙女「四葉環について調べた。母親が病死した後、父親が失踪。妹と施設に入った。2年後、妹だけ中小企業の社長の家に引き取られるも会社が倒産。妹と養父母は夜逃げ同然に消えた。妹の名前は理(あや)、来年高校生になる」
環は妹に見つけてもらうため、テレビに映ることにこだわっていた。
さらに八乙女は「うちに来ればCMタレントとして毎日テレビに映れる。妹と暮らせるだけの報酬も約束しよう」と揺さぶる。ただし壮五も一緒にデビュー、という条件付き。
壮五は断って帰ろうとするが、環は壮五に「一緒に移籍してくれ」と頼み込む。
壮五は紡にこのことを相談するが、一方の環はメンバーに「i7を抜ける」と話してしまう。

 

5.環は、生き別れの妹のことをメンバーに打ち明けた。事情を知ったメンバーは、i7がデビューできるよう音晴に交渉する。
しかし音晴が出した決断は「環と壮五2人でデビューさせること」だった。音晴「八乙女プロダクションは引き抜きに失敗すれば徹底的に潰しにかかる。2人のため、i7のためにi7を分断する。数年後には7人でまた組める日が来るかもしれない」
来月には環・壮五のデビュー告知をしたい。しかし、それまでに7人の知名度を上げれば7人でデビューできる。そんな時、『ミュージックフェスタ』の出演依頼が来る。これは知名度を上げるビッグチャンスだった。

 

8章 ミュージックフェスタ、初めての、挫折。

1.八乙女社長、出掛けようとする楽に「またあの女の店に行くのか。結(むすび)…」と話しかける。
TRIGGERの曲の作曲家である日向アキヒトは、持ってきた新曲を八乙女にこっぴどく却下される。
八乙女「i7の人気の秘密は曲にもある。一体誰が作ってるんだ」
音晴は、ミューフェスに向けi7に新曲(『miss you...』)のデモを聴かせる。歌のレッスン中、環と壮五はハモるときれいだと指摘される。

アニメではi7は、『miss you...』と同じメロディーで歌詞が異なる『TODAY IS』をミューフェスで歌いました。

その後MEZZO”のデビュー曲として歌詞を変え、『miss you...』がリリースされました。

 

2.人気がないことを気にする三月に、大和は「ミツがいてくれて良かった。みんなそう思ってるよ」と言う。
ゼロアリーナに来ているナギ。「ハルキ、ここまで彼らに感情移入するとは思いませんでした。もう一度あなたの魔法をかけてください。ワタシたちに奇跡を起こす力を」
部屋でTRIGGERのライブDVDを見ている陸。そこに一織が来て「九条天の影はもう追わないで。七瀬さんは七瀬さんの歌を歌ってください。私が必ずあなたをスーパースターにします」と言う。
「ミューフェスの日に天にぃに会いに行こうかな」と言う陸を止める一織。天に何を言われて陸がショックを受けるかわからないため。

 

3.ミューフェス当日。陸が天に会わないようにするi7メンバー。
テレビ局廊下で八乙女社長と紡が会う。八乙女は「結…」(紡の母親の名前)と言って紡の顔を凝視。八乙女が自分の母親の名前を知っていることに驚く紡。そこに楽が通りかかり、紡を「親父の愛人か?」と疑う。
他のアーティストの到着が遅れ、調整のためi7の出番が早まった。

 

4.日向アキヒトがi7の楽屋を探っている。日向は「i7の曲はどこか懐かしくて聞き覚えがある」と感じており、デモCDを探している。そこに陸が鉢合わせ、もみ合いになった挙句、陸は発作を起こしてしまう。出番まであと15分、現場はかなり混乱している。
i7の出番。陸はなんとか回復しステージに立ったが、また発作が起こるギリギリである。それを気にしすぎた一織は、自分のパートを歌い忘れてしまう。

 

5.歌い忘れた一織を三月・壮五・陸がフォローしようとするが、歌が被って引いてしまい、無言の時間を長引かせてしまった。それをTRIGGERも見ていた。天「最悪だ。焦りを顔に出して全員が呆然としたまま踊ってる。陸には、この状況で堂々と歌う度胸はない」
TRIGGERはi7と反対に完璧な歌とダンスを見せる。陸は「今のi7にはTRIGGERは遠すぎて、初めて天にぃの歌から耳を塞ぎたい」と思った。

 

9章 MEZZO"、2人ぼっちの、デビュー。

1.ミューフェス本番の後、テレビ局から一織がいなくなった。それにナギが気付き全員で探す。三月「あいつ、子供の頃からなんでも出来て失敗なんてしたことないんだ」
陸は、一織の失敗は自分のせいだ、と言う。三月は一織の居場所に心当たりがある。三月「オレが落ち込むたびに行ってたゼロアリーナ。ゼロが最後のライブをした場所」
三月の言う通り、一織はゼロアリーナにいた。一織は泣き出し、続いてマネ、他のメンバーも次々に泣き出す。ナギだけは「ワタシたちは人を笑顔にするのが仕事です」と言って紡の手を取り踊り出す。三月は「人生で初めての経験だ」と言って一織をハグして慰める。
壮五「バスケの後で、嵐の中で、ガラガラの客席で、僕たちはいつも歌ってた」
こうして、環と壮五、2人でのデビューが決まった。

 

2.環と壮五のデビュー曲は先日ミューフェスで披露した『miss you...』、ユニット名は『MEZZO”』(メッゾ)。一織は2人のデビューに伴い、7人での活動場所も増やしていきたいと考えている。例えばweb番組など。

 

3.音晴にバーベキューに連れてきてもらったi7。
陸→一織「泣いてる時はかわいげがあったのに」
ナギがノースメイア出身だと明らかにする。ナギは英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・ノルウェー語・日本語・中国語が話せる。今まで友達がいなかった。日本人である母親は大御所俳優の千葉志津雄のファン。

 

4.料理しながら話すMEZZO"。
環「そーちゃん俺のこと嫌いじゃん」壮五「それは君のせいだろう。僕にガミガミだとかつまらないだとか悩みがなさそうだとか立ってるだけでいいとか言って」
環が「いい子ちゃんに見られたいだけだろ」と言うと、「僕は大人だから、君みたいな態度は取れないんだ」と言って、壮五は包丁で環を脅迫。怖がる環。そんなこんなでカレーが出来上がり、全員で食べる。

 

10章 WEB番組と、大和のドラマ。

1.MEZZO"は対照的な2人のビジュアルとキャラクター、それを裏切る相性抜群のハーモニーで人気急上昇。紡が忙しすぎるので、MEZZO"の現場からは紡が離れ2人が自己管理することになる。
Web番組『キミと愛ドリッシュないと!』が始まることに。万理によるとi7は、台風の駅前ライブや落雷の野外ライブなど、ネット動画の再生数が多い。中でも最初にやった野外ライブの楽しそうなi7の動画はすごい再生数。
i7はこれから活動の幅をバラエティーや芝居にも広げていきたい。一織が大和に「表現力があるので芝居のオーディションを受ければいいのでは」と言うと大和は「興味ない」と言う。

 

2.『キミと愛ドリッシュないと!』スタート。ナギが自己紹介で「ナギ・ヴァルハルト・フォン・ノース…」と言いかける。番組はゆるい進行だが視聴者にウケる。歌やダンスの実力とゆるいトークのギャップも口コミで広まる。
そんな時、大和に2時間ドラマ出演の依頼が来る。

 

3.興味なさそうな大和。監督の名前を見ると「ああ、あのおっさんか」と言う。三月「大和さん、ミューフェスでも何人かテレビ局の人から久しぶり、とか声掛けられてた」
オファーを受けるか迷っていた大和。しかし三月に「一生懸命じゃなきゃつまらない。全力でやって全力で成功して全力で喜んだ方が気持ちいい。全力で失敗することもあるけど、そんときゃ全力で悔しがればいい。オレはあんたが本気で悔し泣きするところも、本気で嬉し泣きするところも見たい」と言われ、ドラマ出演を決める。これがi7初の演技仕事になった。

 

4.大和が出演したドラマをみんなで見るi7。大和は主役を食うほどの演技力である。するとナギは「この表情…」と大和の芝居に引っかかるものがあったようだ。
i7デビューの時にはタイアップしたいと数社から問い合わせがあり、他にも出演依頼が殺到。音晴「時は満ちた、かな」

 

11章 念願の、IDOLiSH7デビュー、しかしその曲は。

1.音晴はi7を呼び出し、デビューシングルのPV撮影で沖縄に向かうよう伝える。この曲は飲料水のCMタイアップが決まっている。
一方、MEZZO"はさらに過密スケジュールになっていく。

意外とあっさり7人でデビューするやん!数年後とか言ってたのに!と思った

 

2.環はたびたび番組に遅刻したり挨拶をしないなど、だらしなさが目に付く。壮五は環の分まで打ち合わせや番組の下準備で忙しく、メンバーは顔色の悪い壮五を心配する。
そんな中2人は、環の妹を探す再会ものの番組をプロデューサーから提案される。「君の家庭の事情が見世物にされるかもしれないんだよ」と断ろうとする壮五に、環は「普通の家で普通に育ったそーちゃんにはわかんねーよ」と言う。
沖縄。仕事でTRIGGERが来ている。十はホテルでマダムに捕まりそうになっている。日向からはなかなか新曲が上がって来ない。天「あの音楽プロデューサーもうお終いじゃない?一時代くらい誰でも名を残せる。難しいのは永遠だ。永遠になるにはゼロみたいな伝説が必要」
i7とTRIGGERが偶然ホテルで会う。

 

3.陸と天が対面するが、天は無視する。
PV撮影の後、陸は天の部屋と間違えて楽に「どうして家族を捨てたの」と訊く。楽は陸を部屋に上げ、陸は天との関係や過去を話す。
大和・ナギは天の部屋に連れて行かれ、ミューフェスの失敗の件で説教され、プロの心構えを聞かされる。

 

4.i7が事務所に戻ると、何者かによって室内が荒らされ、デビュー曲のデモが盗まれていた。
その頃、日向は八乙女社長に新曲を持ち込む。
駅前でのライブでi7がデビュー曲(『NATSU☆しようぜ』)を披露しようとすると、全く同じ曲をTRIGGERが歌うのが街頭ビジョンから流れてくる。i7は曲を変更するか迷うが、下手したら明日から歌えなくなるかもしれないデビュー曲をそのまま歌う。
その歌はTRIGGERの新曲として発表され、7人で披露されたのはこの駅前ステージだけだった。

 

12章 MEZZO"の、多忙。

1.紡が「作曲した人の手違いでは?」と訊くが音晴は「それはない」と断言。
i7は既存の曲でデビューし、PVも一部撮り直す。ナギ「ワタシは非常に悔しいです。ワタシは皆さんに歌ってほしかった」
i7はデビュー会見を開く。

 

2.翌日からアルバムツアーが始まる。一織と環の学校は芸能活動している生徒が多いので学校の心配はいらない。
MEZZO"は相変わらず忙しそうで、壮五の負担が心配。万理は徹夜でファンクラブ会員の処理をしており、現場には出られない。紡がMEZZO”に付くと言うと、壮五は「僕はいいんだ。忙しいくらいの方が何も考えずに済むから」と断る。
i7にレギュラー冠番組のオファーが来る。内容はスポーツ系。

 

3.アルバムツアーが始まる。大阪。
空き時間に買い物をするMEZZO"以外の5人と、仕事の後に合流するMEZZO"。
MEZZO”がテレビ局の楽屋でアンケートを書いている。アイドルを目指した理由の欄に環は「理を探すため」と正直に記入。「そーちゃんは?」と訊かれると「自己証明かな。結局、家にいた頃と同じことをしている気がする」と答える壮五。

 

4.アルバムツアーファイナル東京。
電車で寝過ごし、ダッシュするMEZZO"。環は壮五に「俺は馬鹿だから、やだとかむかつくとかしんどいとか、言ってくれよ」と言う。そこに壮五の父親の車が通りかかり壮五は委縮する。環は「高そうなぺかぺかな車」だと思った。
ライブの楽屋で、i7の冠番組が立ち消えになったと知らされる環・壮五以外のメンバー。番組スポンサー企業の親会社であるFSCグループの意向で、i7は使いたくないという。

 

13章 壮五と、降板の理由。

1.抱かれたい男ランキング5位に環がランクイン。
環が街を歩いていると、ファンに「妹の居場所を知っている」と声を掛けられてついて行ってしまい、生放送に穴を空けてしまう。壮五はプロデューサーに怒られるが、その時にi7が番組降板になったことを知る。

 

2.ショックで塞ぎ込む壮五。他のメンバーは日頃のストレスが溜まっているからだと思っている。環は壮五の部屋に行き、今までの行動を改め仲直りしようとする。
大和は、壮五が持っているものは全部さりげなく一級品だと言う。陸が壮五にもらったカバンも10万くらいするもの。ナギ「壮五は、昔はセレブ、今は貧乏なんでしょうか?」

 

3.陸は壮五が以前言った「家族を捨てた」という言葉を思い出す。
気になった陸が壮五の部屋を訪ねると、壮五が倒れているのを発見する。病院で診断を受けたところ、ストレスによる急性胃腸炎だった。
寮に帰ると、壮五は自分の家の話を始める。「場合によっては辞めることになるかもしれない」と覚悟している壮五。

アニメ12話、壮五が倒れているのを陸が発見したところで、特別EDとしてMEZZO"の『雨』が流れた。

 

4.環は、壮五のストレスは自分のせいだと自身を責める。
壮五は「番組降板は僕のせいだ。僕の父は逢坂壮志。FSC——ファイブスターカンパニーグループの会長なんだ」と明らかにする。

 

14章 壮五の、過去。

1.壮五「音楽活動は反対されていて、会社を継ぐつもりでいた。だけど心のどこかで音楽を捨てきれなくて、そんな時に社長にスカウトされた。両親には『成功するわけない。成功したとしても続けさせるものか』って猛反対されて……でも諦めきれなくて、大学を辞めてこの事務所に入ったんだ。その時に勘当されているから、親子の縁はもう切れている」
環「なんで音楽やりたかったんだ?」
壮五「僕の叔父がミュージシャンだった。あまり売れてなかったけど楽しそうにバンドの話をしてくれて、叔父も叔父の音楽も好きだった。だけど叔父も音楽活動を反対されて、親族からも疎遠にされて、体を壊して亡くなってしまった。叔父の葬式で『ほらやっぱり、音楽なんて保証のないものに夢中になるからこうなった。おかしな夢を追いかけずに堅実に生きていれば幸せだった』と皆が言った。だけど僕は、叔父は幸せだったって大声でみんなに言いたくて、この世界に飛び込んだんだ」
環「やっと自分のこと話してくれた」
また降板させられたことと同じようなことが起こるかもしれない、と壮五が言うと、三月が「親父さんの力が及ばないくらい。ゼロくらいの人気スターになればいい」と答える。

 

2.環は「やっとそーちゃんと本物のコンビになれた気がする」と感じる。
i7は大型音楽番組『サウンドシップ』でミューフェスぶりにTRIGGERと共演する予定である。
ミスター下岡がバラエティー番組のレギュラーになるようi7を誘う。また、下岡は「ミューフェスにi7を推したのは八乙女楽だ」と話す。
TRIGGER楽屋。新曲がi7の曲と似ていると勘付く天。「七瀬陸と双子なんだろ?」と楽から言われると「どうでもいい。もう家族じゃない」と言い切る。楽は天に「親父が、九条さんから逸材を預かったと言っていた。九条さんって誰だ?」と訊く。

 

3.天は「ボクたちはビジネスパートナーだ。オトモダチじゃない。プライベートのことまで君たちに話すつもりはない」と返す。
紡がTRIGGERの楽屋を訪ねてくる。TRIGGERは自分たちの曲が盗作だと知らない様子で、天が「なんでデビュー曲は新曲にしなかったの」と訊いてくる。天は「JIMA新人賞を獲ったら陸が知りたがってること教えてあげる」と言う。

 

4.そろそろi7も移動車で移動できるようにしたい。紡は教習所に通っている。
JIMA(ジャパンアイドルミュージックアワード)はCDの売り上げ数によって決まる、日本のアイドルにとって最も権威ある音楽賞。新人賞を獲得すると、大晦日のブラックオアホワイトミュージックファンタジア(通称ブラホワ)にノミネートされる。部門ごとに、前年の勝者と今年の挑戦者がバトルする。前年はTRIGGERが新人賞を獲っているので、今年i7が新人賞を獲るとTRIGGERと対決できる。
一織は「マスメディアを通して七瀬さんが実力を発揮できれば新人賞を獲れる」と言う。
陸はテレビ出演が苦手なわけについて、「お客さんがいないから、失敗しちゃいけないって気持ちが先走る」という。

 

5.駅前の大きな看板にナギの姿が映っている。海外の有名高級ブランド、クララ・ローウェルのモデルに抜擢されたが、事務所を通しておらず紡も驚いている。
大和に連ドラ主演のオファーが来る。一織はこの主題歌をi7でもぎ取りたいと考える。i7の飛躍の時が来ていた。

これ事務所通してないのさすがにまずいでしょう(笑)

 

15章 サウンドシップ、TRIGGERの不在。

1.i7新曲(『GOOD NIGHT AWESOME』)がサスペンスドラマ『ネメシス』主題歌に決定。大和が復讐鬼役で出演。
山村そばから小鳥遊事務所に出前を取ると、楽そっくりな男が届けに来る。本人は別人だと言い張っている。「ばあちゃんとおふくろが店を切り盛りしている」と男は言う。
i7はミスター下岡のバラエティー番組『ザ・テレビマンショー』にレギュラー出演が決まる。

 

2.サウンドシップ本番の日。お客さんの半分以上はi7以外のアーティストのファンで、中でもTRIGGERのファンが多い。本番前にi7とTRIGGERが会うと、楽は「今日は本気出せよ、センター」と陸を激励。楽のオーラに圧倒される陸だったが、環は「りっくんには癒しオーラがある。それはそれで武器になんじゃねえの」と言う。

 

3.TRIGGER楽屋。
楽が天に「信頼してる」と言う。
突然、姉鷺が来て「サウンドシップ出演はなしになった」と言い出す。八乙女社長がテレビ局と揉め、TRIGGERを出演させないと決めたのだ。姉鷺「あなたたちは事務所の商品。駆け引きにも切り札にも使われる。それが嫌なら路上で歌ってなさい」
TRIGGERは出演できないか交渉を粘る。楽が八乙女社長に電話で交渉すると、八乙女は「勝手な真似をすればお前たちを辞めさせる。お前の母親はさぞ残念がるだろうな」と脅しまがいなことを言う。
i7楽屋。一織によると、TRIGGERのライブ後の路上で踊った一件で、TRIGGERファンはi7を良く思っていない人が多い。

 

4.サウンドシップi7の出番。i7のパフォーマンスを見てTRIGGERファンも楽しそうにノってくれる。
それを見ていた天は「これじゃミューフェスの真逆だ」と感じる。
TRIGGERの代わりにi7がトリを務められないかスタッフから打診される。紡は断ろうとするが、陸の「やりましょう。だってオレたち、あの曲歌えるんだもん」という言葉で、トリとしてもう一度i7が歌うことになる。

 

5.i7は『NATSU☆しようぜ』を歌いものすごいブーイングを受ける。しかし紡は「うちのアイドルは、ガラガラの会場でも、びしょ濡れでも全力で歌えるんです」と自慢げにスタッフに言う。
i7がひたむきに歌う姿に、次第に一つになりi7を応援し始める会場。
陸「ずっと天にぃみたいに完璧になりたかったけど、全然及ばなかった。だけどオレだけにできることがある。今はそう思える」
そのステージを袖から見ていたTRIGGER。天「こんなに自分が惨めだと思ったのは初めてだ。ファンの期待に応える——ボクらが出来なかったことを彼らが今パーフェクトにやってる」

 

16章 仕組まれたゴシップ、明かされた盗作。

1.TRIGGERの曲を歌ったi7に怒り心頭の八乙女社長。新曲を3日で作るよう日向アキヒトに指示する。
天は陸に対して、「甘やかして育てたのに、随分たくましくなったな」と感じる。
夜、環の忘れ物を取りに環・壮五が事務所に戻ると、事務所を漁っている日向と鉢合わせる。揉み合う3人。

天くんは陸くんを「育てた」と思っている。双子なのに!かわいいね!

 

2.環が日向にスパナで殴られ、怒った壮五は日向をパソコンで殴ろうとする。が、環が制止する。
後日、音晴はこのことで八乙女社長に話しをしに行く。2人は過去に因縁がある様子。
音晴「この仕事は人を喜ばせる仕事。人を大事にしないといつか大きな失敗をするよ」
八乙女「人はコントロールするものだ。女房を早死にさせた男が、笑わせるな。私なら結をもっと幸せにできた。徹底的に小鳥遊プロダクションとi7を潰してやる」

 

3.i7に関するゴシップ記事やネットニュースがあることないこと書かれ、広まっている。
・三月が「万能だけど個性がない壮五より自分の方がグループに重要」と思っている
・三月が「大和がアイドルを辞めて俳優業に専念するか悩んでいる」と発言した
・三月が一織のおまけだとネットニュースに書かれている
・一織が陸を「ひ弱で、センターを任せられるタイプじゃない」と思っている
・陸が一織に「ミューフェスの失敗は一織のせい。肝心なときにいつも決められない」と思っている
・環が、大和は「芸能関係者だとあちこちで吹かしてる」と思っている
壮五は三月に冷たい態度、三月は一織に冷たい態度を取る。三月「なんであいつが弟なんだろ。子供の頃からこんな思いばっかしてる」
紡が免許を取り、移動がワゴン車になったが、車に乗る席ひとつ取っても揉めるi7メンバー。

 

4.忙しくなり、人気が上がるにつれて増えたゴシップ記事やネットニュースの影響ですれ違うi7メンバー。
楽が紡に、音晴のことについて聞きに来る。楽の両親は離婚している。紡の母親、結は紡が子供の頃に亡くなった。
そこに陸が来て、『NATSU☆しようぜ』が盗まれた曲だと楽に明かしてしまう。

 

17章 JIMA新人賞ノミネートと、すれ違い。

1.i7のゴシップ記事が次々と出る。
・天と陸の親が天を芸能界に売り、次に陸も売った
・壮五がある大企業の御曹司である
・環の妹の件は売名のためのヤラセである
・大和が大物俳優の隠し子である →大和「嘘に決まってんだろ」
・ナギは北欧の小国の王子様
・一織と三月の実家が客商売をしている
万理は「悪意のある記事が多すぎる。誰かが背後で動いているのでは」と感じる。

ここで出ているゴシップは大体事実。「嘘に決まってんだろ」と否定した大和の件ですら、事実だと第3部で明かされる。

ということは「ナギが北欧の小国の王子様」も事実である可能性が非常に高いと考えられる。

  

2.八乙女が「今頃、自分の無力さを思い知っている頃かな、小鳥遊」と呟き、ゴシップを仕掛けたことをほのめかす。
環、妹との再会ものの番組の収録。妹を見つけられなかった代わりに父親が登場。環は父親に殴りかかり、止めに入ったスタッフやミスター下岡も殴ってしまう。

 

3.環は謝ろうとせず、このままだと下岡がi7のレギュラーを降板させるかもしれない。
壮五は環をかばい「僕だってあんな風に父親が出てきたらぞっとする」と言い、「大和さんもそうでしょう?」と同意を求める。壮五は隠し子疑惑が本当なのか大和に訊くが、はぐらかされる。
そんな時、JIMA新人賞にノミネートされたという知らせが入る。しかし素直に喜べないメンバー。
そんなメンバーに音晴は「目指していた夢に手が届きそうなのに喜べないなら、アイドルなんて辞めてしまいなさい。i7も解散、MEZZO"も解散」と強く言う。

 

4.TRIGGER楽屋。
盗作のことを知った楽は八乙女社長を殴りに行くという。盗作のことを他の2人に話そうとしない楽。
十は「俺たちはずっと一緒にやってきた仲間だ。俺は友達だと思ってる。もっと強い絆だって感じてる」と言う。すると楽は『NATSU☆しようぜ』が盗作であったことを2人に話す。天は薄々気付いていたが、楽と十が傷つく顔を見たくなくて言わなかった。天「ボクは情を優先して、見て見ぬフリをした。だからビジネスに友情なんて必要なかったんだ」
その夜、ゼロアリーナに向かった天。陸もゼロを思い出してゼロアリーナに来ており、2人は偶然会った。

 

18章 ゼロアリーナ、TRIGGERへの、宣言。

1.サウンドシップの時、「昔、天にぃがオレに笑って歌ってくれるのを見てオレも笑ってたから、天にぃに笑ってほしかった」と、天を元気づけようと歌ったと言う陸。
三月・壮五・ナギ・楽もゼロアリーナに足が向かい、偶然会う。

 

2.ゼロアリーナにi7、TRIGGER、紡が集まってくる。
一織「最初はアイドルになるつもりなんてなくて、ただ兄さんの夢が叶えばいいなと思って事務所に入った。だけど隠れてマネージメントするうちに、この仕事とi7が好きになった」
大和「オーディションの途中で帰ろうとしたあの頃は、こんなにお前らのことが、歌うことが好きになるなんて思わなかった」
環「俺には目的があったから、人気やルールなんてどうでもよかった。だけど一生懸命な奴を見て、俺も頑張りたくなってきた」
十は、「誰か本当の俺をわかってくれよって、全部洗いざらい話したくなる。だけど、そんな弱い部分は見せたくない自分もいる。俺は、俺自身が愛されるよりも、俺の歌とダンスがTRIGGERの一部になって愛されるようになりたい」と環に話す。
紡、「TRIGGERは、こんなに素晴らしいものを見られて幸運だと、見た人に思わせてくれる。虹を見上げた時みたいに。私の夢はi7がその虹を越えていくこと。必ずあなたたちを越えてみせます。だからそこにずっといてください」とTRIGGERに言う。

TRIGGER=虹

i7の目標はTRIGGER、つまり虹を超える、もっと大きな虹になること。

これが物語全体に通底するi7の願いになっている。

 

3.陸、天に対しライバルだと宣言する。陸「歌がオレの武器だから。武器がここにあって、仲間がいるなら、戦える限り戦っていたい。」陸と天はブラホワ決闘前の握手を交わす。
i7とTRIGGERは、互いを背にしてゼロアリーナを後にする。
TRIGGERは八乙女社長に、i7に対して汚いやり方を止めるよう交渉する。

 

4.ナギは「i7の曲の作曲家を知っている、ワタシが曲を事務所に送った」と言う。その作曲家とは、ゼロの曲を作っていた桜春樹。
桜春樹はナギの友人で、ある人のために曲を作っていたが、その人はある日いなくなってしまった。春樹はその人を捜してノースメイアに来た。しかし、春樹は病気を患ってしまい、迷惑をかけてしまうからと、手紙と曲を残して消えてしまった。手紙には「この曲を大切に歌ってくれる人に渡してほしい」とあった。
ナギはゼロのような日本のアイドルに歌ってほしいと思ったが、ゼロのようなアイドルはその時の日本にはいなかった。そして春樹が以前「人と歌を大切にする人だ」と褒めていた音晴に曲を送った。そこで音晴に会うために日本に来たところ、スカウトされた。
i7は、目標を見失いかけたことを謝りに、音晴に会いに行く。すると音晴はi7が路上ライブをしていた場所に彼らを連れていく。そこには昔のi7のように夢を追うアーティストの卵たちがいた。
音晴「この人たちが死ぬほど憧れている舞台に君たちは立ってる。それがどれほどありがたいことなのか、忘れちゃだめだよ。昔の君たちの夢をもっと大切にしてあげなさい」と話す。

桜春樹と音晴は面識がある?

 

19章 JIMAと、ダグラスのオファー。

1.TRIGGERはブラホワに向け新曲を発表した。i7は環の暴力の件をミスター下岡に許してもらい、芸能人が集まる下岡主催の忘年会にも呼ばれた。
i7のガラガラの初ライブの映像がなぜか海外で流行っている。
昨年のJIMAの映像を見ているi7。色々な経験をした今だからこそ、TRIGGERもそこに行くまでに苦労したことをi7は理解できた。

 

2.JIMA当日、i7楽屋。たくさんの花の中に名前の付いていない胡蝶蘭がある。壮五の家族からのもの?
一織はミューフェスでの失敗をまだ気にしており、「私のせいで皆さんを遠回りさせてしまったけど、その失敗を今日取り戻せる」と言う。そんな一織を他のメンバーがハグし、励ます。

 

3.JIMA本番。
陸は歌いながらこんなことを考える。「いままでよりもずっと強い絆を感じているからか、不思議と緊張しなかった。気軽に笑いながらオレたちを引っ張ってくれる大和さん、感激する時も悔しくて泣く時も一番先頭を走ってくれた三月、いつもみんなを気遣ってくれる壮五さん、ふざけているみたいに見えて誰よりもオレたちのことを好きなナギ、トラブルメーカーのくせに人懐っこくてまっすぐで純真な環。生意気な一織の指は少しだけ震えていた。七色の光が束になって虹になるように、オレたちのハートが同じものを目指してひとつになっていく。今のオレたちは誰にも負けない!」
そして、i7はJIMA新人賞を獲ることができた。
万理は「実は俺も昔、音楽をやっていたんです。だから自分の夢をあの子たちが叶えてくれたようで嬉しい」と言う。

 

4.小鳥遊事務所に英語で電話がかかってくる。ナギが通訳する。
電話は、アメリカの人気歌手ダグラス・ルートバンクのクリスマスの日本公演の前座をi7にオファーしたいという内容だった。ダグラスは例のi7初ライブの映像を見てオファーしてきた。
ダグラスのファンの壮五は大興奮。陸・三月も壮五の影響でダグラスファンになる。
それに合わせ、i7は新曲を出す。
一織と環が事務所で留守番している時にダグラスが事務所に訪ねてくる。

 

5.ダグラスの顔を知らなかった一織と環は工事の作業員と勘違いし、ダグラスに電球を交換させる。そこに他メンバーが帰って来て、丁重にダグラスに謝る。この機会にi7はブラホワで勝つ秘訣などをダグラスに質問する。ダグラスはゼロが好きで「彼の歌を聞いた時、魔法にかかったような気分だった」と言う。
日本中で話題になっているi7とTRIGGERの対決。
クリスマスのダグラスのライブも終わり、ついに大晦日、ブラックオアホワイトミュージックファンタジアの日がやってきた。

ダグラスのくだりって結局何だったんだろう

 

20章 ブラックオアホワイトミュージックファンタジア。

1.大晦日、ブラホワ当日。
i7もTRIGGERも今日まで新曲を隠してきた。
TRIGGER楽屋。天が2人にハイタッチしようと言い出す。

 

2.TRIGGER『Leopard Eyes』披露。TRIGGERの世界観が完成しきった曲とダンスに会場が魅了される。

 

3.i7『MEMORiES MELODiES』披露。
パフォーマンス前、陸と一織の会話。
陸「一織、オレをスーパースターにしてくれるって言ったの、今でも思ってる?」一織「もちろん。あなたは私たちの爆弾だから、最強の爆発力をお見舞いしてください。爆風がこっちに向いたって、今度こそ完璧にフォローします」陸「頼りにしてる」
歌いながら今までの道のりを振り返るi7メンバー。
陸「自分には何も出来ないと思ってた。」
一織「退屈な日々に刺激なんてないと思ってた。」
大和「一生懸命なんて面倒くさいだけだって…」
壮五「自分を変えようとしても変えられなかった。」
環「しなくていい嫌な思いもたくさんした。」
三月「それでも憧れ続けてきたんだ。」
ナギ「仲間と手を繋ぎながら夢見ていた。」
陸「ちっぽけなオレにも、出来ることがあるんじゃないかって。」
街頭ビジョンで環を見つけるが、すぐに男性(九条)に連れて行かれる少女(理)がいる。
一生懸命なi7を日本中が、TRIGGERさえも応援していた。

 

4.ブラホワの結果が出る。
i7はTRIGGERに勝利。
天は「陸の歌、ダンス、笑顔…ボクも笑いながら見てた。キミのお返しがちゃんと届いた」と陸に言う。そして約束通り、家を出た理由と九条のことを話すと言う。
天はステージ袖で九条と会ったようだ。
「ブラホワ総合優勝はRe:vale!」と司会が紹介し、2部へ続く。